床暖房に無垢材フローリングを使用できると思いますか?
無垢材というのは、熱による乾燥で、収縮してたり反ったりするもの。
それですき間ができたりするわけ。
だから、無垢材フローリングが敷かれてる部屋に暖房とかを入れると、
無垢材特有の反りが生じるわけです。
フローリングが反れたらガッカリしますよね。
でも大丈夫。実はその反りを極力抑えるように加工された、
床暖房用の無垢フローリングがあるのよ。
そんな床暖房用には、一般的に「クリ」や「ナラ」などの広葉樹のフローリングが多いわ。
反りを押させる方法は、樹脂を注入したり、木の油脂分を抜いたり、
乾燥させるときに燻煙乾燥や裏面に防湿処理をするなどをするの。
つまり通常の無垢フローリングにはない、二次加工をしているわけ。
針葉樹のように柔らかい杉でも床暖房用に二次加工できるのよ。
それは含水率を5%と極力少なくしたものなの。
でも、床暖房用の無垢材フローリングだからといって、
床暖房として使用しても、木が全く暴れないか、っていうと、
そうでもないのよ。
どんな加工を施しても、無垢材は生きてるわ。
生きてる限り、少しはどうしても暴れちゃうのよ。
部屋に床暖房を入れる時は、そういうことも含めて考えるといいわ。