室内空間の広さと無垢フローリング材の色の関係


室内空間の色…

色(カラー)を考える時、参考にして欲しい事があります。
それはお部屋の広さと色の関係をある程度知って欲しいのです。

簡単に言うと明るい色は部屋を広く感じさせますし、反対に、暗い色を選べば、部屋を狭く感じさせるということです。

これは無垢フローリング材の色を選ぶ際にもあてはまります。

落ち着いた書斎にしたい…
そう思うなら、多少暗めのカントリーバーチ、オーク材、ブラックチェリー、ウォールナットなどがお勧めです。

特にバーチ材の無垢フローリングは、懐かしさを感じさせる、落ち着いたスタイルの無垢材で、魅惑的で味わい深い艶をつくり上げます。
カントリー風になると、それに懐かしい雰囲気もでてきます。
また、シベリア産のバーチ材はゆっくりと育っていますので、樺材の木目からは力強さまでも感じ取る事ができますので…。

明るい感じのフローリングなら、何といってもメープル材です。
メープル材のような無垢フローリング材は淡く白っぽい樹種をしています。
その白さが清潔感のある広々とした住空間を演出してくれます。

しかも無垢フローリングの白さは、通常の合板フローリングのようにただ平滑で眩しい白さではなく、優しい明るさで目に映ります。
これは無垢フローリングの表面の細かな凹凸に光を乱反射させる効果があるからです。
こういった目に優しい光を視覚にもたらしてくれるので、居住空間に心地よさを感じることができます。
これも無垢フローリングが演出してくれる魅力の一つだと思います。

LDKで一つの空間を構成しているなら、明るい色の選択で、より広い空間を演出することがお勧めです。
暗い感じの床を選べば、落ち着いた感じにさせることができますが、一方で部屋全体を狭く感じる事になりますので、書斎などの限られた空間での使用がお勧めです。

また最近のマンションでは、天井高が2300~2400ととても高くとられているケースが多いようです。
より部屋を広く感じさせようとしている最近のマンションには、無垢フローリングの色も明るい色を選択することで、より広さを演出させることができると思います。