無垢フローリングの「温かさ」と「暖かさ」の違い?

無垢材フローリングは「暖かい」

じゃ、どんな暖かさなんですか?



それは表現しづらい暖かさを、無垢材が持ってるから、「 …… 。」
になっちゃう。

私が思うに、無垢フローリングの「あたたかい」という感じ方は2種類あります。
1つは実際に温度が高い暖かさのこと。
もう1つは「癒し」を伴う暖かさをもつこと、でしょうか。

実際に無垢フローリングを住宅に使われている人はそう実感するはず。

私は、どちらかというと2つ目の「暖かさ」が魅力なの。

無垢材というのは、繊維の間に空気を含んでいます。

だから、「熱伝導率」がとても小さくなるんです。

難しくなりますが…

これが意味するものは、つまり一度あたたまると冷えにくいってことなんです。

室内温度を一定に保ってくれるのよ。

簡単にいうと保温性が高いってわけです。

ちなみに熱伝導率とは、物質が伝導によって熱を伝える度合いの差を数値化したものなの。

無垢材板の熱伝導率は0.1W/m・k程度に対して、コンクリートは1.5W/m・k、アルミニウムなんかは210W/m・kもあります。

その差は歴然でしょ。

これで無垢フローリングの一つ目の「暖かさ」を実感できるわけです。

もう一つの「癒し」からくる「暖かさ」は、 表現すると難しい。

でも「心地よさ」っていう表現方法がピッタリかもしれません。

無垢フローリングは、保温性が高く適度にわらかいので、その「心地よさ」は人をリラックスさせてくれるのです。

このリラックス効果は魅力ですよね。

聞いた話ですが、無垢材は「フィトンチッド」という癒し成分を放出するのだとか…

この成分は、自律神経に作用して血圧を下げたり、脈拍を安定させたりする効果があるのよ。

無垢フローリングの板を歩くだけで、日頃のストレス発散ができるなんて魅力ですよね。