意外と知られていない無垢材の機能

無垢材って何?
とよく言われます。

原木を切っただけの、芯まで混じりけのない木材。
それが「無垢材」!

もちろんこの無垢材は自然素材で、「柔らかさ」や「肌ざわり」、そして「ぬくもり感」があるのが特徴です。
みなさん!
その板の上を素足で歩いたことありますか?
一度歩くとその気持ちよさを実感しますよ。

でもそんな無垢材も、意外と知られていない特徴があります。
それは「調湿作用」なの。

実は「無垢材」というのは、室内の湿度が高ければ湿気を吸い、乾燥して湿度が低くなれば湿気を吐き出すという性質があるのです。
だから部屋のフローリング材として使ったりして、この調湿作用で室内を快適に保ってくれるわけ。

でも日本の季節環境の変化って厳しいでしょ。
だから、無垢材フローリングは多少のソリや縮みがつきものなの。
気密性や空調の発達した今の住宅では、冬の乾燥、そして床暖房の使用、夏はエアコンで湿度や温度の調整などの変化で、多少の反りや縮みが起こってしまう。

その点、集成材や合板はそんなことはありません。
そもそも集成材はこんな無垢材の欠点を補うために作られたものだから…。

でも、知ってますか?
無垢フローリングの「調湿作用」は、集成材や合板でつくられる、いわゆる「複合フローリング」にはない機能だってこと?