ヒノキの無垢住宅にはほとんど含まれないヒノキチオールって?


ヒノキ(檜)で建てられた無垢住宅やヒノキの無垢フローリグ材と聞くと、ヒノキチオールを連想する人が多いかもしれません。

無垢フローリングの種類にはヒノキ(檜)もあり、その材料からヒノキチオールがでている…
そう思っている人は少なくありません。

実は、無垢住宅や無垢材フローリングとして使用されるヒノキには、ヒノキチオールがほとんど含まれていないことをご存知でしょうか?

なぜ日本のヒノキにはヒノキチオールが含まれていないのかはわかりませんが、ヒノキの仲間でもある「ヒバ」には"ヒノキチオール"が含まれていることが以前から知られています。

そもそもヒノキチオールには、どんな特徴があるのかというと、最大の特徴はその殺菌力なのです。

これは例えば無垢住宅や木の家を腐朽菌やシロアリから守ってくれる重要なものです。

ヒバなどの木が乾いている時、ヒノキチオールの香りはそれほどしません。

しかし水分を含むと強い香りを発します。

腐朽菌が発生しやすい状態になると、自己防衛本能で大量に放出して殺菌してくれる…

そんな優れた成分が無垢材に含まれているのです。

無垢住宅に住む人にとって、毒性が気になるところですが、ヒノキチオールの発する量はごく微量なので全く影響がないことがわかっています。

なぜなら、以前からヒノキチオールは化粧品や養毛剤に使われていているくらいですから…
とても安心なのです。

その殺菌性能の高さで、水虫の治療薬成分としても使われているようです。

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