無垢フリーリングに適した広葉樹を三種類あげると…


広葉樹の無垢フローリング材には、おすすめしたい三種類の樹種があります。

その樹種は楢(ナラ)、カエデ、アサダです。

この3種類の樹種に特徴的なのが、いづれも木目が美しい木であること…。

楢の柾目には、虎の模様のような杢「虎斑」が出ますし、楢は黄味を帯びた明るい色をしていますが、年月と共に、飴色に変わっていきます。

派手さのない自然なツヤがあり、落ち着いた雰囲気で、しかも味わいのある樹種だと思います。

材質は、硬く、水にも強い木です。

カエデ(楓)も自然な明るい色をした樹種だと思います。

白っぽく上品な色をしていますが、カエデは、楢のように木目が目立ちません。

緻密な木肌で、光沢があり、磨けば磨くほどツヤが出る材質です。

カエデも楢と同じように硬い木なので、傷つきにくく、表面がすべすべしています。

清潔感のある控えめな色ですが、絹のようなつややかさがあるので、日当たりのよくない北側の部屋に敷く無垢材として使用するといいかもしれません。

材質はとても硬く、傷がつきにくいので、理想の床材だ思います。

広葉樹のフローリング材として、もう一つ理想的な樹種がアサダです。

アサダは赤味のある茶褐色で、緻密な木肌をしています。

木目はほとんど目立ない木です。

光沢があって、磨くとしっとりとしたツヤが出ますが、時間の経過とともにやや濃い茶褐色に変わり、シックで、落ち着いた存在感のある感じになっていきます。

このような広葉樹は、最近、流通する量がめっきり減り、希少な床材になりつつありますが、硬くて傷つきにくい…そんな無垢フローリングに適した材料が広葉樹の特徴だと思います。

しかも色、木目、ツヤなど、バラエティに富んでいるので、選ぶ楽しみもありますよね。


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