ウリンは、保護樹として輸出が認められていませんでしたが、1996年7月ジャカルタで行われた「ISA(木材輸出管理機関)会議」から、日本への輸出されるようになりました。
ウリンは水中でも100年の耐久力がある木として有名で、ヨーロッパ各地でも長く使われています。
耐久性と強度があり、実に超硬質な木材の種類です。
心材の色は黄褐色ですが、だんだんと赤みを帯びた黄褐色に変化していきます。
そのまま放置しておくと、色がやがて濃褐色や黒色になります。
ウリン材の用途は、その耐久性と水への強さからウッドデッキなどのエクステリア材として使用されています。
よく、「ウリンが最強」ということを言われますが、それ裏付けるものとして海水や海風に強いハードウッド(硬い木)がウリンという理由だからです。
つまりウリンが生息している場所が海辺なので、ウリンは海水にも耐久性があるということです。
このことは水に強いことを示しています。
つまり、硬くて半永久的に腐らない木、それがウリン材です。
フローリング材として使用する際は、ウリン材の欠点を知っておくことも大切です。
その欠点はアクが出ることです…
ウリンは雨に濡れると茶色いアクがドンドンでてきます。
フローリング材として使用する場合は、水に濡れても大丈夫なようにしっかりとワックス塗装を施す必要があります。
ウリン材が一般家庭のウッドデッキに用いられるようになったのは近年ですが、無垢フローリング材として注目されるようになったのはごく最近のことなのです。
無塗装でメンテナンスがほとんどいらない…
そんな理由だからなのだと思います。