機能別に分かれるフローリングのリフォーム術…防汚、キズ防止


合板フローリングをリフォームする場合、フローリング材を選ぶ注意点があります。
それは機能(防汚・キズ防止)別にフローリングが商品化されていることに注意して選びましょう。
加工方法や表面塗装の工夫などのことです。

建材メーカーのカタログでは、機能をマークで表示しています。
この表示を確認することはリフォームの際に、とても重要なことです。

例えばリビング…
リビングは、コーヒーや調味料などをこぼす場合が多いもの。
また、お子さまがクレヨンで落書きしてしまった…
なんてこともよくあります。
リビングなどの汚れやすいところでは、耐水性の高いフローリング材を選ぶ必要があります。

無垢フローリングの場合は、いわゆる無垢ですからかなり汚れやすくなります。
でも、無垢フローリングはリボス塗装などの自然塗料ワックスのような、耐水性の高い塗料で表面を仕上げることで、心配するほどの汚れは付きにくくなります。

また、キッチンやサニタリーでは、耐水性のあるフローリングがオススメです。
水ハネはもちろん、洗剤がついた場合もシミがつきにくく、お手入れも簡単です。

また、意外と気を付けたいのが窓際のフローリングです。
直射日光によりフローリングが変色することがあるからです。
窓際だけ変色したまま使っていると、見た目もよくありません。
だから、日差しなどにより色が落ちにくい加工をしたフローリングを選びましょう。

一番悩ましいのは、キャスターや車椅子でフローリングの床が傷がつきやすいことです。
無垢フローリングの場合は、ある程度のキズは趣になりますが、合板フローリングの場合は醜いもの…。

でも、合板フローリングの中には、摩擦により塗装がはげない、すり傷が起こりにくい耐摩耗加工を施したフローリングがありますから、それらを選定しましょう。
これは基本の機能としてチェックしたいところです。
キズを避けるために、耐キャスター対応フローリングなどもあります。