オイルワックスの中で最も塗りやすい未晒し蜜ろうワックス…その秘密とは

無垢フローリングに塗るワックスの種類には、こだわりを持って選びましょう。
なぜなら家族が直接肌に触れる床でもあるので、やっぱり、選ぶなら自然系のワックスを使ったほうが安全だからです。

その中でも一般的によく使用されるのが、未晒し蜜ロウワックスの1リットル缶です。

昔から木の艶出し、番傘の防水に使われていた一番絞りエゴマ油と紀州熊野を中心に採られた国産の蜜ロウの2種類しか使用されていません。

だからとても安全なワックスなのです。

また、ドイツのAUROフロアー用ワックスやオレンジオイル、ローズマリー油などもおすすめです。

これらのワックスは、有機溶剤・合成樹脂・乳化剤・石油系物質など一切使っていないので本当に安全です。

なぜこのようなオイルワックスがいいかというと、ワックスに含まれている植物の油脂が木材の中にしみこんでいき、表面に皮膜をつくってくれて、そのおかげで汚れや水をはじいてくれる…

このことはもちろんのことですが、同時に木が本来持つ色や手触りをそのまま活かすことができるからです。

ワックスの塗り方にしてもいたって簡単で、しかも一年に一度くらいのメンテナンスで構いません。

実際にワックスを塗っていくと、実に塗りやすく、しかも塗るとかなり伸びます。

ワックスと言うよりかは、まさにオイルを塗るといった感じです。

エゴマ油の成分がとても多いことを感じることができます。

ワックス特有の刺激的な匂いもありません。

スポンジに少し取っては、床に充分塗り広げていきますが、塗った直後は、廊下がしっとりと濡れた感じになりますが、すぐに乾拭きすれば約半日で乾きますし、とても手軽だと思います。

ワックスを塗る前には、必ず表面の汚れやホコリを掃除機や乾いた雑巾で拭き取る必要があります。

汚れた部分の上にワックスをかけると、汚れが取れなくなりますから注意が必要です。

塗るコツは、ワックスを布やきれいな雑巾に取り、木目にそってまんべんなくすり込むように塗布すること…

これがうまく塗るコツです。


>最も塗りやすい未晒し蜜ロウワックスを使用したお手入れ方法