無垢フローリングのワックスがけ

無垢フローリングのワックスがけで注意したいことは、場所を絞ってワックスがけすることです。

子供が汚れた足で歩く場所、キッチンや脱衣室などで水や液体がこぼれる場所…
つまり環境的に悪い場所にはワックスをかけた方が良いということです。
でも、もともとワックスには耐水性がありませんから、意外と汚れがしみ込みやすい…
ですから、水で濡れたらすぐに拭くことをオススメします。

ワックスを掛けると艶が出ます。
さらに足触りも違ってきます。
ワックスをかけると乾拭きは楽にはなりますが、ワックス自体は永久的なものではありません。
再びワックスがけをする必要があるのです。
その目安は、感触がなくなった頃…
それが目安です。

ワックスは種類によって素材の色合いが変わりませんが、できるだけ自然系ワックスを使用しましょう。
木ロウや蜜ロウ(ミツバチの巣から取る)をペースト状にしたものなどが、自然系ワックスです。
これらのワックスはとても使い易く、しかも健康にも良い成分でできているからです。

無垢フローリング材の魅力はその肌触りのいい感触です。
ですからリビングや寝室、子ども部屋などに使用される無垢フローリングはオイルフィニッシュした方がいいので、ワックスがけの必要はありません。
ですから、このような場所にある無垢フローリングについては、日頃のお手入れとして乾拭きが一番です。
乾拭きだけとか、高品質のワックスじゃないと、フローリング材が汚れたり腐食したりするのではないかと心配するかもしれません。
しかし、それは違います。
無垢フローリング材の寿命は、そもそも床下の湿気、根太の腐食などによる影響のものが大きい…
つまり、使用するワックスやオイルの品質などには影響されないということです。