フローリングの種類と特徴

■複合フローリング

合板フローリングともいわれていて、広く普及しているフローリングです。

合板の表面に薄く削った天然木の単板(突き板)を張ったもので、

その天然木の厚さは0.3~1㎜程度。

2~3㎜程度の高級品もありますが、合板と合わせた板厚は12~15㎜といいうのが一般的です。

この合板フローリングの一番の特徴、

それは強度が高いということ。

また、色味や機能(傷への強さや遮音性など)、価格帯のバリエーションが豊富で、施工しやすいというメリットもあります。

また、単板(突き板)の厚い方が、溝も深く木目が鮮やかなので見栄えはいいです。

どの程度、見栄えが違うかは光や照明によって違いますが…



■無垢材フローリング(単層フローリング)

天然木をそのまま加工したものです。

いわゆる無垢材といわれるもの。

素材は、ナラやタモ、パイン、ブナ、ヒノキなどなどたくさんあり、当然、一枚一枚張っていくものです。

一般的な価格は複合フローリングよりも高価ですが、本物ならではの「よさ」が何といっても魅力です。

合板フローリングに比べ傷が付きやすいですが、表面の傷も味わいのひとつです。

最近では、輸入品も多く出回っていて、素材的にも価格的にもバリエーションが増えてきています。

現在では、複合フローリングが木質床材の9割以上を占めています。

しかし最近では、木材の質感や足触りを重視した無垢材が人気です。

新築一戸建てや住宅リフォームなどに無垢床フローリングを取り入れるケースが増えているんです。